目次
今回は、
ひまわりを素敵にアレンジする時の
合わせるお花の選び方についてご紹介しようと思います。
夏のお花といえば、『ひまわり』だったりしますね。
黄色のひまわりには、濃い黄色、淡い黄色、
オレンジ系の黄色など様々な色味があり、
また、黄色以外にも茶色系やホワイト系のひまわりもあります。
また、アーティフィシャルフラワーにも
生花と同じように、毎年、様々な色味のひまわりが出回るのですが、
ひまわりというと、
ひまわり畑に咲いているような
黄色のお花をイメージされる方が多かったりします。
空に向かって、
ひまわり単体で咲いていることの多いこのひまわり。
フラワーアレンジメントに用いる時には
どんなお花と合わせてあげたらいいだろう？と
迷うこともあるかもしれません。
今回は、黄色のひまわりをアレンジするときの
お花の合わせ方の２つのコツについてご紹介します。
ひまわりと合わせるお花を選ぶ時のポイント
ひまわりをメイン＝主役のお花とした時に、
考えるべきことはあります。
それは、
・このひまわりをどう活かすか？
・このひまわりをどんなイメージに仕上げるか？
というところ。
これによって、合わせるお花の種類や選びたいお花の色は変わってきます。
＜その１＞ ひまわりを主役にしたいときに合わせるお花のポイント
ひまわりを目立たせて主役にした
アレンジメントを作りたいと思った時に
ぜひ意識してみて頂きたいのが、
「ひまわりの黄色を“引き立てる”お花と合わせてあげる」
ということだったりします。
具体的には、
ひまわりをメインして活きるように、
補色効果のあるブルーのお花を合わせて仕上げるイメージです。
ちなみに
補色とは、色を輪に配置した色相環で、
対比する反対側にくる色のことで、
黄色の場合、補色は青になります。
そうすると、メリハリが効いて、
お互いの色を引き立て合う色合わせを表現することができるのです。
夏のブルーのお花は、
紫陽花、デルフィニューム、スカビオサ、ブルースター、エリンジウムなどがあります。
このようなお花を合わせてあげると、
補色効果のある花合わせができます。
他にもお花の形や細かなことを加味して仕上げることが大切ですが、
ブルーのお花を合わせることで、ひまわりがより引き立って、
明るい雰囲気が感じられます。
ちなみに
イエローには、元気をもらえる色の効果がありますので、
夏の暑さにも負けない元気パワーのフラワーアレンジが出来上がります。
＜その２＞ ひまわりと調和するお花選びのポイント
先ほどのメリハリの効いた雰囲気とは逆に、
ひまわりが自然に調和するようなアレンジメントの雰囲気を演出するには
どうしたらいいでしょうか？
そんな場合のお花合わせのポイントは、
「ひまわりの黄色と似たような色のお花と合わせてあげる」
という方法があったりします。
具体的には、
ひまわりの黄色の類似色のオレンジ色や
黄緑色のお花を合わせて仕上げるイメージです。
類似色とは、色を輪に配置した色相環で、
黄色に隣に位置する色のことで、
色と色の違いが少ないので、
調和された全体的にまとまりのある表現ができるのです。
夏のオレンジ系のお花は、ローズ(バラ)やマム(洋菊)、
黄緑ライム系のお花は、紫陽花、マム、リキュウソウなどの葉(リーフ)などがあります。
この時もお花の形や大きさ、
他にも全体のバランスを加味して合わせますが、
ひまわりの明るいイメージを持たせながら、
全体が調和するので、優しく柔らかい雰囲気が感じられます。
オレンジ色には明るく楽しい気分に、
ライム色には希望に満ちた明るい気持ちになる色の効果もありますので、
暑い夏も楽しく過ごせるようなフラワーアレンジが出来上がります。
まとめ
フラワーアレンジメントを作る際の合わせるお花の選び方は、
色だけではなく形やその花の個性なども意識して合わせますが、
どの色を選ぶかで出来上がりの雰囲気は変わってきます。
お花の合わせ方、選び方については、
生徒さんからもよくご質問をいただくことが多いのですが、
どのような雰囲気に仕上げたいのかをメージして、
それを自分なりに表現することができると
フラワーデザインの楽しさをより一層感じていただけると思います。
ということで今日は、
ひまわりに合うお花を選んで素敵にアレンジするコツとは？
をお伝えしながら、
１、ひまわりを引き立てる色のお花と
２、ひまわりと馴染んで調和する色のお花について
お伝えしました。
何か参考にしていただければ幸いです。
ちなみに、
先日、アレンジメントをご依頼いただいている
美容室ヘアサロン様へ夏のお花をご提供させて頂いたのですが
ひまわりをメインにした作品をお届けしてきました。
↓
