アーティフィシャルフラワー花材選び花合わせの基本の5つのステップ

アーティフィシャルフラワー

こんにちは。
フラワーデザイナーの久保歩美です。

フラワーレッスンの
生徒さんからよく聞かれることの一つが

アーティフィシャルフラワーを
自分でアレンジする時

・どうやってお花を選んだらいいの?
・何種類のお花を合わせたらいいですか?

というご質問です。

自分で初めてお花を選ぶとき、
つい、好きなお花を選んで、
まとまらなくなってしまうことも
あったりしますよね。

そこで今回は、
初めての方でもできる!
フラワー作品作りの上手な花材の選び方、
花の合わせの基本の5つのステップ
をご紹介しようと思います。

私が実際のレッスンの中でも
最初にお伝えしている内容でもあります。

今回のポイントを意識することで、
初心者さんでも綺麗なまとまりのある
フラワー作品を作れるようになるはずです♪

Step1. 作品の種類を決める

まず、
アレンジメント制作の第一ステップは、
「どのような作品を作りたいのかを決める」
ところからスタートします。

フラワーアレンジには、
フラワーリース、フラワーアレンジメント、
スワッグ、花束など飾りたい場所で、
作るデザイン(形)が変わります。

例えば、
ドアや壁に季節の
アーティフィシャルフラワーを飾りたい時は、

フラワーリースやスワッグが
オススメですし、

カウンターやチェスト、
テーブルの上にお花を飾りたい時は、

フォームに挿して作るアレンジメントや
お花を束ねる花束(ブーケ)がオススメです。

スワッグや花束のアレンジは、
少し難易度が上がりますので、

初めての場合は、
フラワーリースや
お花をフォームに挿す
フラワーアレンジメントが
オススメだったりします。

そして、
作りたい作品が決まったら、
フラワーベースと言われる、
花器やリースの土台を決めます。

ベースを決めることで、
作品全体の大きさがイメージでき、
出来上がり作品に必要な
大体の花の数量が分かります。

Step2. 主役のメインの花を決める

次に、
第2ステップとして
「作品の主役となるお花」を決めます。

リースやフォームにお花を挿す
アレンジメントの場合、

主役のお花を丸い形にすることで、
バランスがとりやすくなり、
初めてでも作りやすかったりします。

例えば、
季節問わず使えるの丸いお花は、
バラ、ローズです。

アーティフィシャルフラワーの
バラ(ローズ)には、
様々な大きさや形、色があり
とても人気があり、
アレンジもしやすかったりもします。

他には、
ラナンキュラス、アネモネ、
クリスマスローズなども
丸い形のお花なので使いやすいです。

そして、
出来上がり作品のイメージで、
花の大きさや色、本数を決めます。

例えば、
白とグリーンの25cmリースで、
大きめのメインとなる
白バラを3本あしらおうという感じです。

Step3. 脇役のサブのお花を決める

第3ステップとして、
「脇役のお花」を決めていきます。

サブのお花は、
主役のお花を引き立てつつ
存在が感じられる脇役のようなお花です。

例えば、
マム、ハイドレンジア(紫陽花)、などです。

サブのお花を選ぶときのポイントは、
メインのお花が一番
華やかで目立つように、

サブのお花は、
メイン花より少し小ぶりな花にすることです。

Step4. 空間を埋める小花や実物を決める

サブのお花まで決まったら、
次は、
”作品の空間を埋める”
ということに意識を持っていきます。

小花や実物は、
作品を完成に近づけるために、
隙間を埋める役割があります。

例えば、レースフラワーやジプソバンドル(かすみ草)
小花やベリーなどがオススメです。

小花や実物の大切な役目としては、

・作品の立体感を生むことと
・全体の雰囲気を作り出す

という点です。

実際に、小花や実物が入ると、
作品の表面に凹凸が生まれ、
作品のアクセントとなり、
作品が華やかになってきます。

隙間を埋める役割の
小花や実物ではありますが、
欠かせないお花だったりもするのです♪

Step.5 グリーン葉を決める

最後に選ぶのは、
「グリーン」です。
葉(リーフ)は、お花との調和を考えて決めます。

バラなどの場合は、
お花についている葉を
使うこともできますが、

お花と合わせて違和感のない
色と形の葉を選びます。

例えば、
優しい雰囲気のアレンジを
作ろうと思った場合、

可愛く丸い形で
優しいパステルカラーのお花を選んだ時、

葉(リーフ)が落ち着いたダークな色味で
尖った形の葉だったりすると・・・
作品の出来上がりのイメージが
変わってきてしまいますので、

優しいライトグリーンのような
色味で丸い形の葉を合わせたりすると
イメージした作品作りにつながります。

ちなみに、

アーティフィシャルフラワーの場合は、
生花と違って、
お花も葉(グリーン)もピックと呼ばれる
元々、茎が短めで作られたものが販売されています。

葉では、
ユーカリピックや
ローズマリーピックなどです。

これらは、
フラワーリースや
お花をフォームに挿す
アレンジメント作りの時、
とても便利なのでオススメです。

実際に作った作品例

こちらは、
Art Ami のレッスンで制作するフラワーリースです。

約27センチ

 

ラウンドのアレンジメントです。

約18センチ

まとめ

今回は、
アーティフィシャルフラワーアレンジの
お花の選び方、合わせ方の基本の5つのステップ
ご紹介しました。

なんとなくフラワー作品を眺めているだけだと、

・どのお花を選んだらいいか分からない
・何種類くらい必要なのかな?

というのが難しそうに感じてしまったりするのですが、

こんなふうに、
要素や役割を分解して考えてみると
必要なお花やグリーン、
実物の種類がクリアになってきます。

また、
フラワーアレンジ制作の経験が増えると、
これまでサブとして使っていたお花を主役にし、

主役のお花には、
もっと個性的なお花の
カサブランカや胡蝶蘭、
アンスリュムなどを合わせてみたりと、

自由自在に、
花選び花合わせができるようになり、
自分でイメージした作品作りが
楽しめるようになって夢も広がりますよ♪

ご参考になれば、嬉しく思います。

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初心者さんでも気軽にアレンジメントを始められる
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