目次
こんにちは。
フラワーデザイナーの久保歩美です。
今回は、
アーティフィシャルフラワーや造花(アートフラワー)
フェイクフラワーの茎は何でカットする?
カットできる道具をご紹介したいと思います。
私は長年、生花の仕事をしてきたのですが、
初めて、アーティフィシャルフラワーで
アレンジしようした時、
「このお花は花バサミでカットできない、どうしたらいいの?」
と戸惑いました。
また、
初めてレッスンを受ける生徒さんから
アーティフィシャルフラワーアレンジメントで
使う道具について聞かれることも多かったりします。
そこで今回は、
アーティフィシャルフラワーや
造花の茎をカットする道具と合わせて、
アーティフィシャルフラワー作品制作で
持っておきたいオススメの道具について
ご紹介していきますね。
1.アーティフィシャルフラワーを切る道具
アーティフィシャルフラワーは、
柔らかい茎の部分は普通のハサミでも
切ることができますが、
しっかりとした太めの茎には、
硬いワイヤーが入っており、
ワイヤーカットができる道具が必要になります。
細い茎の場合は、
ホームセンターなどにあるニッパーや
100円ショップのミニニッパーでもカットできますが、
これから、
アーティフィシャルフラワーを
楽しみたいということであれば、
やはり
アーティフィシャルフラワー専用の
ニッパーやカッターがオススメです。
これらは様々な種類があり、
アーティフィシャルフラワー専門店で購入できます。
中でも、オススメは、
「アーティフィシャルフラワーカッター」です。
私もこれまで色々なカッターやニッパー、
ハサミを試してきたのですが、
茎や枝は硬いので、
切る時に力がとても必要なんですよね。
制作する作品によっては、
何本もの太い茎を切るので、
実は、
アーティフィシャルフラワーの作品作りでは
手が痛くなってしまう・・というのが、
地味に大変な部分だったりもします。
しかし、
このカッターにはバネがついており、
手の衝撃が少なく、とても切りやすいのです。
私のレッスンでもこのカッターを使用しますが、
初めての生徒さんでも戸惑うことなく
スムーズに使っていらっしゃいます。
2.接着する道具
さて、次にご紹介するのはおすすめの「接着剤」です。
アーティフィシャルフラワーの制作では、
ワイヤーを巻きつけたりリボンを巻いたりと
色々な方法でお花の配置を整えていきますが、
初めて
アーティフィシャルフラワーで作品を制作する時は、
お花を接着剤で貼り付けることで、
作品を仕上げることもできます。
また、
カットしたアーティフィシャルフラワーを
固定する時にも、接着剤を使用することがあるので
接着剤の出番も多かったりします。
使うものは
木工ボンドや接着剤でもいいのですが、
1番のオススメは、
「グルーガン」と言われるものです。
スティックの接着剤を熱で溶かすため
ホットボンドとも呼ばれますが、
接着も早く、耐久性も高いのがグルーガンの良いところ。
グルーガンも
アーティフィシャルフラワー専門店で購入できますが、
ホームセンターでも購入できたりします。
触れるととても熱いので
扱いに気をつけなければいけませんが、
慣れると、とても使いやすい接着剤です。
生徒さんもレッスンで使用した後、
気に入って、購入されたりしています。
接着剤は、今は100円ショップで購入することもできますが、
やはり接着がすぐに取れてしまったとお聞きしたので、
用途に合わせて、どこで購入するか選ばれるのがオススメです。
3. 作品の幅を広げるワイヤー
3つ目の道具は、「ワイヤー」です。
フラワー作品の見た目からは、
ワイヤーがどこで必要になるのか、
少しわかりにくいと思うのですが
実は、茎の長さが足りない時に、
ワイヤーを使うと人工の茎を作ることができます。
例えば、
生花の場合は茎が短いと
アレンジに使用できないお花があったりしますが、
アーティフィシャルフラワーの場合は、
ワイヤーリングの技法を使えば、
短いお花でもアレンジに使用できたりします。
他には、
接着剤を使用しないで
ワイヤーリングの技法を使うと、
より細やかな動きなどを表現できたりもします。
このように、
ワイヤーは、作品の幅を広げ、
表現方法などよりレベルアップした
作品を制作する時に役立ちます。
ワイヤーには、
裸ワイヤーと地巻きワイヤーがあり、
地巻きワイヤーは、緑、白、茶などの
テープが巻かれたワイヤーのことを指します。
ワイヤーは、
30番~14番までが専門店に置いてありますが、
この数字は、ワイヤーの太さを表しており、
数字が大きいほど細いワイヤーになります。
アーティフィシャルフラワーの初心者の方は、
まずは、よく使用する
26番(#26)、24番(#24)の緑色の地巻きワイヤーを揃えておくと万能です。
この2種類だけでも、
リースやアレンジメントなど、
多くの作品を作ることができますよ。
4. お花をまとめるフローラルテープ
最後にご紹介するのは、
フローラルテープというものです。
フローラルテープは、
ワイヤーリングしたワイヤーを1本にまとめたり
アーティフィシャルフラワーの茎や枝をまとめて束ねる時に
使ったりします。
テーピングという技術が必要となり、
ワイヤーリングとテーピングができるようになると
様々なスタイルのものを制作できるようになります。
特に、
髪飾りやコサージュなどは、
ワイヤーリングやテーピングの技術を知っていると
繊細な作品を作ることができ、
アーティフィシャルフラワーデザインの夢も広がります。
フローラルテープには、
緑、白、茶、黒などの色があり、用途によって使い分けます。
例えば、
お花の髪飾り、ヘアアクセサリーであれば
髪の毛の色に近い茶色や黒のフローラルテープを使い、
フラワーアレンジメントであれば、
茎の色に近い緑色のフローラルテープを使います。
用途によって、色は使い分けるのがオススメです。
まとめ
今日は、アーティフィシャルフラワーや
造花の茎をカットする時の道具と合わせて、
アーティフィシャルフラワーで作品を
作る時に持っておきたいオススメの基本の道具
3つについてお伝えしました。
アーティフィシャルフラワーの
作品に制作に便利な道具は
まだまだたくさんあったりしますが、
まずはこの4点を揃えておくと、
初心者さんでもアーティフィシャルフラワーアレンジメントや
フラワーリースやスワッグ作りなどが
楽しむことができたりしますので、ご参考になれば嬉しく思います。
私の主催しているフラワー制作のオンラインレッスンでは、
アレンジメント、リース、スワッグの基本の内容をお伝えしています。
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