アーティフィシャルフラワーと100均造花の違いとは?

アーティフィシャルフラワー

 

こんにちは。
フラワーデザイナーの久保歩美です。

今回は、ご質問でも多い、
アーティフィシャルフラワーと100円均一の造花との違い
について、ご紹介したいと思います。

100円ショップでは、
買えないものはないのではないか、
というくらいあらゆるものを揃えることができますよね。

お花もその一つで、
季節の造花やグリーン、定番の造花を
気軽に購入できたりします。

そこで今回は、
具体的に、
アーティフィシャルフラワーとは
どのようなところが違うのか?

100均の造花と
アーティフィシャルフラワーの
それぞれの特徴と合わせて、
使い方などもご紹介していきたいと思います。

購入できるところと価格の違い

 

100円ショップは、日本全国至る所に店舗があり、
多くのものが、110円(税込み)という安価で、
気軽に手に入れることができます。

一方、
アーティフィシャルフラワーは、
いくつかブランドがあり、
専門店の実店舗またはネットショップで購入ができ、
価格は、安価なものから高価なものまで揃っています。

材質や質感、形の特徴

100円造花の生地をよく見てみると、
花びらは向こう側が透けて見えるくらいの
ペラペラとした薄い生地で作られており、
葉は、ビニールっぽい材質です。

一方、アーティフィシャルフラワーは、
『生花の一番綺麗な状態を表現した花』
言われているので、

花弁の生地だけでなく、
生花のような形や動きの特徴を表現して
作られており、花の美しさが感じられます。

アーティフィシャルシャルフラワーの
材質や質感は様々で、
よりそのお花の特徴や雰囲気が引き立つような
素材で作られています。

例えば、
生花の真紅のバラには、
ベルベット調の質感があるように、
アーティフィシャルフラワーにも
ベルベットのような質感で作られてたりします。

そのほかの例で言えば、
梅のアーティフィシャルフラワーには、
枝に苔が再現されており、
花弁だけでなく枝木も含めた全体の雰囲気が、
本物のような梅の花を感じることができたりします。

100円造花は、
『花があることを楽しむ感覚』であるのに対して、
アーティフィシャルフラワーは、一歩踏み込んで、
『花の美しさを感じて楽しむ』という違いがあるように思います。

100 円造花の楽しみ方

リースやフラワーインテリアなど、
フラワー作品を作ってみたい時に、
気軽に取り入れられるのが、
100円造花かもしれません。

茎とお花を切り分けて、
お花の裏側に接着剤をつけて、
ボードやリースベースにお花を貼り付けることで、
簡単にフラワー作品が作れたりします。

 

フラワー作品制作がはじめての方や
お子さんなどが作るなどに、
とても便利なお花だと思います。

また、
すでにフラワーアレンジメントの技術を学ばれた方でも、

”どのお花を合わせて、どのように表現するか?”
つまり、デザインの探究を楽しむこともできるかもしれません。

アーティフィシャルフラワーの楽しみ方

アーティフィシャルフラワーを
お花をはじめて見た方は、

『これが造花なの?』と、びっくりされることがとても多かったりします。

それだけ生花に似せて作られたお花ですので、
例えば、一輪挿しに
一本のアーティフィシャルフラワーを飾るだけでも、
お花の美しさが感じられて、
素敵な空間演出ができたりします。

また、
とても美しく高級なお花なので、
自宅や店舗のインテリアだけでなく、
プレゼントやフラワーギフトにも適しています。

 

もう1つ大きな特徴としては、
フラワーアレンジメントの技術をきちんと学んでみたい時にも、
アーティフィシャルフラワーがオススメです。

なぜなら、
アーティフィシャルフラワーは、
アレンジで使用する時に使いやすいように、
一部分を切り分けてあったりと、
使いやすいように工夫されてたりするからです。

具体的には、
ユーカリの葉というと、
ユーカリはとても大きな枝木なのですが、

アーティフィシャルフラワーの場合、
『ユーカリピック』と言われる
茎を短くしたものがあり、

枝木を切り分けなくても、
そのまま使うことができたりして、
とても便利なので、
はじめての方でもアレンジしやすかったりします。

このように、
”アレンジメント作品を作る”という目的の場合には、
美しさと使いやすさの両面で
アーティフィシャルフラワーがおすすめだったりします。

まとめ

今回は、
100均の造花と
アーティフィシャルフラワーの違いと特徴、
それぞれの楽しみ方についてご紹介しました。

それぞれの良さがありますので、
用途に合わせて楽しんでみてください。

アーティフィシャルフラワーや造花を
アレンジする時に、
持っておきたい4つの道具については、

こちらの記事に詳しく書きましたので、
合わせて参考にしてみてくださいね。
⬇︎

アーティフィシャルフラワーや造花の茎が切れない!持っておくべき4つの道具とは?