アーティフィシャルフラワー3つの色合わせのコツ!知っておきたい基本ルールとは?

アーティフィシャルフラワー

こんにちは。
フラワーデザイナーの久保歩美です。

今回は、
アーティフィシャルフラワーの
色合わせのコツについてご紹介したいと思います。

お花のアレンジをしようとお花を選ぶ時、

どのお花を合わせるか?
どのような形のお花を合わせるか?
何種類のお花を合わせるか?

など、
お花を選ぶ時に気を配ることが
たくさんあったりします。

お花の色合わせもその中に一つで、
自分が好きな色を合わせるのも
良かったりしますが、

実は色合わせにはルールがあるのです。

そしてそのルールを知っておくと
色合わせに悩んだ時ヒントになったり、

また、

誰が見ても綺麗と感じる
色合わせというのを分かっていると、

アーティフィシャシャルフラワー
アレンジをさらに楽しめたりしますので、

今回は色彩学の配色の理論も合わせて、
知っておきたい基本の色合わせのコツを
ご紹介したいと思います。

初めてでも作りやすい同一色相配色

まず初めにご紹介する色合わせのルールは、
同一色相配色というものです。

同一色相配色とは、
一色の濃淡の色合わせです。

例えば、ピンク色であれば、

淡く薄い色のピンク、
少し色が濃くなるピンク、
暗く落ち着いた色のピンクという感じに

だんだんと色が変化していく
グラデーションのような色の合わせ方です。

この場合は、
ピンク色の花から選び、
ピンク色の一色に限定されるので、
あまり、悩まずにお花を選ぶことができたりします。

ただ、
同じような色が合わさると、
ぼやけた印象になってしまうことも
あったりします。

ポイントとしては、
同じような色の中で一種類は、
濃いピンクや鮮やかなピンク色を選ぶことで、

全体的が引き締まり、
オシャレ度もアップするので
オススメだったりします。

華やかになる類似色相配色

そして次にご紹介する色合わせのルールが
類似色相配色というものです。

色を円で表したものが
色相環(カラーサークル)ですが、

そのカラーサークルで、
隣に位置する色合わせが、類似色相配色です。

色相環(カラーサークル)は、
赤、黄、緑、青、紫の五色を基準として、
各色の間に、
橙、黄緑、青緑、青紫、赤紫などが入り、
10色または12色を円で配置したものです。

例えば、オレンジ色のであれば、
隣あう色は、赤色や黄色になります。

類似色相配色は似たような色なので、
色のまとまりを感じながらも色味が増えるので、
華やかな雰囲気作りにオススメの色合わせです。

ぱっと目を引く色あわせの対比色相配色

3つ目の色合わせに使えるルールは、
対比色相配色と言われるものです。

対比色相配色は、
色相環(カラーサークル)で、
反対側の対角線上に位置する色合わせで、
反対色、補色などとも言われます。

簡単にお伝えすると、
・赤色は緑色、
・オレンジ色は青色、
・黄色は紫色といった感じになります。

反対色の色合わせは、
ぱっと目を引くので、
明るい雰囲気や華がある作品を作りたい時にオススメです。

一方で、
コントラスト(対比)が強いので、
濃い色味を使う場合は、
全体の雰囲気を見てバランスがとても大切だったりします。

花合わせで大切な葉の選び方

ここまで3つの色合わせの方法をご紹介してきましたが、
お花の色合わせがある程度決まったら、
葉の色選びにも気を配る必要があります。

葉の緑色には、
ライトグリーンからダークグリーンまで
様々な色味があります。

合わせる葉は、
お花の色味とあっていることがとても大切で、

具体的には、
先ほどの同一色相配色のピンク色の花に
濃く暗い色合いのグリーンを合わせたとした場合、

お花だけを合わせた時と、

仕上がりの雰囲気は変わりすぎないか?

というところを意識しながら、

葉を選んでみると、
作りたい雰囲気の
フラワーアレンジメントに仕上がります。

困った時に使いたい色は『白』!

フラワーアレンジメントを制作する中で、
イマイチ、お花の色味がまとまらないと
感じてしまうことがあるかもしれません。

そんな時にぜひ試して頂きたいのが、

『白のお花』を合わせるということです。

白い花は、
全体を調和してくれたり、
抜け感を作り出してくれたりするので、

軽やかな雰囲気や
ナチュラルや雰囲気などを
作り出せたりもします。

例えば、
ピンク色の同一色相配色で
お花を合わせた時、

そこに白の小花を合わせてみると、
華やかになったりします。

まとめ

今回は、
色彩学に基づく3つの基本の配色方法と
葉や白花の使い方で、
アーティフィシャルフラワーの
色合わせのコツをお伝えしました。

最初はこんな風に
理論(ルール)から入っていくと
基本の色合わせがとても分かりやすくなります。

この基本を押さえた後は、
ご自身の好みに合わせたり、
シーンやイベントに合わせて
応用できるようになっていくことで

アーティフィシャルフラワー作品の幅が
ぐんと広がっていくはずです。

ぜひ、お花のある暮らしで、
毎日に彩りを添えてみてくださいね。

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