作品のデザイン構成を考える時に知っておきたいとっておきの方法

コラム

フラワー教室の生徒さんから、
作品のデザインは、
いつもどうやって考えているのですか?
と聞かれることがあります。

デザインを考える時に、
イメージが上手くまとまらないと、
悩んでいる方も多いようです。

ある時、自分のオリジナル作品を
作らなければいけない状況になり、
その時に身に付けた方法が、
私がデザインを考える時の基本になっているんです。

作品のデザイン構成を考える時に
知っておきたいとっておきの方法について

書きたいと思います。

最後までお付き合いただけたら幸いです。

見よう見まねからはじまる

お花を習いはじめたばかりの頃、
お友達にフラワーアレンジメントを
プレゼントしようと思い、

お花を買って自分で作ってみました。
このお花とこのお花と…
お花選びをして、

わたしがイメージした
デザインになるように、
フォームをセットした花器に
カットしたお花を挿していく。

作っていく途中で、

全然可愛くない!!

ことに気付く…

このアレンジ、全く素敵に見えない。
なんでなの?

ステキな作品とイマイチな作品の
違いを知りたくて、

何冊ものフラワー専門誌を何度も眺めて、
ステキな作品を研究するようになり、
気に入ったデザインがあると、

見よう見まねで作ってみました。

見よう見まねで作ってみても、
学べることは沢山あったので、
お花をはじめたころは、
そんな風に気に入った作品を
参考にしながら作っていました。

作品展に出展することになる

私が全国規模のフラワーアレンジメント
スクールに通っていた頃、
関東地区の生徒が出展するフラワー作品展が
行われることになりました。

各校舎の代表に選ばれた生徒が
出展することになったのですが・・・・

校内の作品展で私が校舎の代表の一人に
選ばれてしまいました。

『なんで私なの、どうしよう・・・』

まだまだ、学んでいない技術もあるし、
私に作れるはずがない。

やめてー。

逃げ出したい気持ちで一杯でした。

大先生がくれたアドバイス

私にはできない・・・
私には無理、
どうしよう・・・
どん底な気持ちで悩んでいると、

大先生が私に声をかけてくれました。

大先生
おめでとう!作品展、頑張って!
先生、私にはできません。
作品のデザインなんて考えられないし、
私にはたいした技術もないですし。

もう、半泣きです。

大先生は、追い詰められた私に
こんなアドバイスをくれました。

大先生
デザインを考える時は、
まずテーマを決める。
それから、
じっくりと構成を考える。
そうなんですか。
まず、テーマですか。

テーマを考えると聞いて、
ちょっと面白いかもしれないと思えた私は、

何を表現したいのか、
何を伝えたいのか、
考えてみました。

それから、大先生は、

大先生
テーマが決まったら、
構成を考えて、作品を作るの。
作品は最低3回は作るのよ!
そうすれば、入賞できるって
言われているから!
へぇーそうなんだぁ!

大先生からアドバイスを頂いて、
なんだか、ワクワクしてきました。

どん底の気持ちだったのが、
ちょっとやってみようかなと
気持ちが切り替わり、

面白いかもしれないと思って、
いただいたアドバイス通りに
してみることにしました。

テーマを決めたら表現したいことが明確になる

大先生から頂いたアドバイス通り

表現したいこと、
伝えたいことから
テーマを決めて、
テーマにあった構成を考える。

そして、

作品3回を作ってみました。

1回目と3回目の作品は、
全く違うものになり、
3回目の方が明らかに良い作品が
できあがり、その作品を出展しました。

作品展の結果はどうだったかというと、

優秀賞を頂くことが出来ました。

大先生の教えてくれた通りにしたら、、、
本当に入賞できてしまったのです。

審査方法は、お花を精通している
大先生が審査するのではなく、
来場されたお客さまの
投票結果とのことでした。

審査基準に最高の技術は
求めていなかったようです。

大先生のアドバイスのおかげで、
賞をいただけて、とても嬉しかったです。

それ以上に、

この作品展への出展したことで、

人に何かを感じてもらう作品は、
テーマを決めることが大事なんだ

ということを学ばせていただきました。

さらに、自分が伝えたいことを
表現する楽しさ覚えたきっかけになりました。

文章を書く時も同じ方法かもしれない

お花を通して自分らしく
表現できる楽しさを伝えている私ですが、
文章も自分らしく表現してみたくなり、
師匠からブログの書き方を学んだ時、

その師匠は、こんな話をしてくれました。
ブログを書く時は、

まずテーマを決めるんだよ。
どう書くかではなくて、テーマなんだ!

あれ?
どこかで聞いたことがある。
お花と同じなのかもしれない。

師匠はさらにこんなことも
教えてくれました。

ブログは沢山書いていけば、
分かるようになるから。

ブログのことを学べば学ぶほど、
お花の作品作りと共通するものがあり、
書いていたら分かるようになるからという
師匠の言うことが、

そうなんだろうなと思いました。

フラワーデザインも、
テーマを決めて
何度も作品作りをしていくと分かるように
なっていったことを思いだしました。

慣れるまでは、少し大変かもしれないけど、
文章で表現する、ブログを書くことが
楽しみになってきたんです。

テーマを決める重要性は何にでも共通する

フラワーデザインも
文章を書くのも
何かを表現したい、
伝えたい時に大事なことは、
共通しているようです。

まずテーマを決める!

テーマがあるから、
分かりやすく、伝わりやすくなるんですね。

まとめ

いかかがでしたか。

作品のデザイン構成をかんがえる時に
知っておきたいとっておきの方法について

書いてみました。

まずは、テーマを決める!

わたしはこの方法で、
作品のデザインを考えています。

テーマを決めて、
イメージする楽しさを味わったり、
伝いたい、表現したい想いを込めた
作品を作り上げる達成感は、
とても幸せだったりします。

何かのご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

p.s

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